幸区は、川崎市の南東部に位置し、人口・面積ともに市内で最も小さい区でありながらも、人口密度が2番目に高い地域です。地形は、北西部にある加瀬山とその周辺を除き、平坦な地が広がっています。ただ、区域の外緑部は、多摩川・鶴見川・矢上川の河川に囲まれており、人口密度が高いにも関わらず、これらの河川や二ヶ領用水の水路、加瀬山の景観によって豊かな自然に囲まれた区という印象があります。 川崎駅周辺地区は開発が進み市街地が広がっています。その中でも宮町・中幸町・堀川町では、商業・業務・文化施設・都市型住宅が建設され交通網が充実しています。また鹿島田駅周辺においても、再開発事業や基礎整備が進んでいます。
夢見ヶ崎動物公園、南加瀬貝塚、加瀬山、市民健康の森、慰霊塔、夢見ヶ崎古墳群
幸区は、縄文時代前期には加瀬山付近を除き海面下にありました。その後は陸地になったようで、区内にある南加瀬貝塚からは、縄文時代や弥生時代の土器などが発見されています。
鎌倉時代に入ると、国衙領(国司の所領)であった鹿島田郷は、弘安9年に幕府から鶴岡八幡宮寺に寄進されましたが、正応元年には再び国衙領となりました。その後、戦国時代になると北条氏の領国となり、江戸時代には幕府の直轄領になる、という変遷をたどります。
明治中期までは、農地地域が広がっていましたが、鉄道の整備や国道1号の開通、工業用水源地の設置などにより、大規模工場の進出が始まりました。それに伴い工場の勤労者向けの住宅の建設が進み、昭和に入ると南部鉄道や新鶴見操車場が整備され、更に都市化・工業化の一途をたどります。
近年は他地域への工場移転が進んでおり、跡地に大規模な集合住宅などの建設がされています。一方、企業の研究開発部門などの企業進出も増えている地域です。
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