京都市の西北部に位置し、面積が291.95平方kmと市内最大の区域を誇ります。区の中央部から北部にかけて、愛宕山をはじめとする山々が連なり、その豊富な森林を利用して林業が盛んです。北山杉として名高い磨き丸太の産地としても知られています。一方、桂川の流域以東に広がる南部の市街地周辺では、春は御室の桜、夏は嵐山の新緑、秋は高尾の紅葉、冬は雪の嵯峨といった具合に、四季に応じた自然の景勝美を満喫できるスポットが点在しています。区内には国宝第1号となる広隆寺の弥勒菩薩像をはじめ、57件の国宝があるだけでなく、世界文化遺産に登録された文化財も多く残されています。さらに、日本映画のふるさとと呼ばれる太秦映画村、月見の名所である大覚寺など、季節を問わず大勢の観光客が訪れています。
嵐山、高尾、御室、嵯峨、広隆寺、仁和寺、高山寺、天龍寺、龍安寺、渡月橋、太秦映画村、西京極競技場
先土器時代の遺跡が発見されていることから、古代より人々が居住しており、奈良時代には朝鮮半島出身の秦氏によって、織物の生産など様々な技術や文化が伝えられていたとされています。
平安時代には嵯峨や嵐山などの山合いが貴族に好まれ、別荘地として人気を博します。以後、長年にわたって皇族や公家の保養地として発展しました。
9世紀には、西部の宕陰地域に人々が住み始め、集落が形成されていきます。中世から戦国時代にかけて、林業が盛んとなり、桂川を利用して木材が都へ運ばれて行きました。
江戸時代には園部藩、篠山藩がこの地を治め、京北地区の山地は禁裏御料地となりました。
明治に入ると1879年に郡区町村編成法に基づき葛野郡が成立し、太秦村に役所が設置されました。
1931年、嵯峨町・花園村・西院村・太秦村・梅ヶ畑村・梅津村・京極村・松尾村・桂村・川岡村が京都市に編入し、右京区が生まれました。1976年、右京区から西京区が分区し、2005年に京北町を編入して現在の右京区となりました。
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