「競売物件購入のポイント」

競売物件購入のポイント
裁判所が民事執行法に基づいて不動産物件を販売する「競売物件」。そのメリットとデメリットについて紹介致します。
競売物件のメリット・デメリット

競売とは、債務を返済することのできなくなった人の所有する不動産を裁判所が差し押さえて売却し、その代金を債務の返済に当てるというものです。
競売物件のメリット、デメリットとしては次のようなことがあげられます。

メリット
デメリット
(1) 評価額は市場価格の60〜80%と非常に安価である。

(2) 裁判所の管轄下にあるため権利関係がはっきりしていて安全である。

(3) 裁判所の嘱託登記のため、司法書士の手数料がかからない。

(4) 資産として運用が見込める物件も多数ある。

(5)
商品として売却差益が見込める物件も多数ある。

(6) 消費税がかからない。
(1) 購入資金についてローン等が利用できない場合が多い。

(2) 入札価格を決めるのが難しく、良い物件ほど入札者が多い。

(3) 物件の価値判断が複雑。賃借権付の物件は特に複雑で要注意。

(4) 売却物件の事前内見ができない。

(5) 現況売却のためリフォーム・造成・第三者の権利排除は自己負担。

(6) 占有者がいる場合は落札後の立退交渉・手続きが必要。

(7) 公簿面積と実測が大きく違っていることがある(測量費は自己負担)。

(8) 公図相違のため分筆できない土地も多い。

(9) 集合住宅などの場合で管理費等が滞納されていると、その債務を負担しなければならない。

競売で失敗しないために

競売物件を購入する場合に、心がけておかないといけないことがあります。 例えば、購入した住宅のリフォームやクリーニングは全て自分で行ないます。通常の取引による物件の瑕庇については代金の減額や損害賠償請求することができますが、競売物件については購入者の負担となります。 このように、安く手に入れたつもりでもかえって高くついてしまうことがありますので、競売物件を購入するためには専門家に相談したり、十分に学習して慎重に行なう必要があります。