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家庭でできるケガや病の応急手当

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異物が入った

小さな子供は、目・耳・鼻・口などに誤って異物を入れてしまうことがあります。そのような場合、間違った対処をしてしまうととても危険です。正しい処置の方法を覚えておきましょう。

目に異物が入ったら?

ホコリやまつ毛など目に異物が入ったときは、絶対に目をこすらせないことです。眼球の表面はやわらかいため、強くこすると目を傷付けてしまいます。

目
処置の仕方
  1. 数回まばたきをさせて、涙とともに異物を外に出させます。
  2. それでも異物が取れない場合は、清潔な水で洗い流しましょう。水を張った清潔な洗面器の中に顔を入れさせて、数回まばたきを繰り返させましょう。
  3. 洗面器がない場合は、蛇口から水を弱く出しながら洗います。強い水流は、眼にダメージを与えるので、水を出し過ぎないように気を付けましょう。
  4. 目薬を使うときも、眼を水で洗って清潔にしてから点眼しましょう。
  5. 眼に化学薬品が入った場合は、2または3の方法で、徹底的に洗い流しましょう。2の場合でも、5分以上は洗い流します。
こんなときは病院へ
病院
  • 酸性やアルカリ性の洗剤が目に入ってしまった場合。
  • 熱湯や熱い油が目に入ってしまった場合。
  • 痛くて目を開けられない場合。
  • 真っ赤に充血してひどく痛がる場合。
  • 目から出血している場合。
こんなときは救急車を
  • ガラスの破片や刃物が刺さった場合。

耳に異物が入ったら?

意外に異物が入りやすいのが耳です。また異物が入っても、子どもが大騒ぎしないこともあって、見落としがちなので注意が必要です。子どもが耳に何か入ったと騒ぎ始めても、落ち着いて、まず何が入ったのかを確かめてから対処しましょう。

耳
固形物が入った
異物が入った方の耳を下に向け、耳を後ろ上方に引っ張りながら、反対側の側頭部を軽く叩いてみる。
水などの液体が入った
液体の入った方の耳を下に向け、片足立ちで数回ぴょんぴょん跳ばせてみる。小さい子の場合は、親がだっこして軽くやってみる。 あるいは、液体の入った方の耳を下向きにして、液体の入った方の耳をしっかり指で栓をして急に放してみる。
ハエや蚊などの虫が入った場合
まわりを暗くして、懐中電灯の光を耳の穴に当ててみる。あるいは、ベビーオイルを数滴垂らして、その脂に浮かんだのが見えたら、綿棒で静かに取り除く。
こんなときは耳鼻科へ
  • 少しでも耳だれや出血があった場合。
  • 異物が取れない場合は、無理せずに耳鼻科へ行きましょう。特に虫が耳に入ると、羽や足などで耳を傷付けることがあり、鼓膜が破れるようなこともあります。虫が耳に入って取れないときは、急いで耳鼻科にかかりましょう。

鼻に異物が入ったら?

子供は遊んでいるうちに、豆、おもちゃの部品、消しゴムなどを鼻に入れてしまい、そのまま取れなくなることがあります。このとき、ピンセットなどで異物を取ろうとすると、逆に異物を押し込んでしまったり、鼻孔を傷付けることになるので、絶対に止めましょう。またたとえ子供が黙っていても、鼻から血の混じった鼻汁が出てきたときや、悪臭のある鼻汁が出ている場合は、異物が詰まっている可能性もあるので要注意です。病院へ行く場合は、耳鼻科へ連れて行きましょう。
子どもが詰めやすい異物で一番危険なのはボタン電池で、放っておくと鼻の粘膜が壊死してしまいます。すぐに耳鼻科にかかって下さい。

処置の仕方
  1. まず口から大きく息を吸い込ませます。そのまま異物が詰まっていない方の鼻孔を手で押さえ、口を閉じた状態で、「ふんっ」と勢いよく鼻をかませましょう。うまくできない子供には、大人が実演して手本を見せましょう。
  2. 一度で出ない場合は、1の行為を2〜3回繰り返します。ただあまりやり過ぎると、鼓膜を痛めます。中耳炎を引き起こすことにもなるので、無理をせずにその場合は、耳鼻科に診せましょう。
  3. 異物の一部が鼻先に出てきて、簡単につまみ出せそうなときは、慎重に取り除きます。
こんなときは病院へ
  • 取れそうで取れない場合は、無理せず病院で取ってもらいましょう。
  • 激しくせき込んでいるときは、気管にまで異物が入り込んでしまった可能性があるので、様子を見て場合によっては、救急車を呼ぶことも考えましょう。

のどに異物が入ったら?

高齢者や小さな子供は、何かの拍子に物をのどに詰まらせ、不測の事態を招くことがあります。呼吸ができなくなって倒れたら一刻も早く救急車を呼び、詰まった物は吐き出させるようにしましょう。
気道が完全にふさがった場合、胸やのどをかきむしるようにして苦しみます。当初は顔面が紅潮しますが、次第に青ざめ、声は出せず、意識がなくなり1、2分で心臓が止まります。蘇生マッサージにより5分以内に回復しないと、助かったとしても脳に大きな障害を残してしまいます。
このように息が完全に詰まったときは極めて危険なので、すぐに救急車を呼びましょう。また救急車を待つ間、詰まった物を吐き出させることが大切です。

対処方法:息が詰まった場合
  1. まず、心肺停止の有無の確認をします。けい動脈か足の付け根で脈を診て、弱くなっていたら胸骨の中程を両手で重ねて1分間に70〜80回強く押す心臓マッサージを行ないましょう。口で口に息を吹き込む人工呼吸も必要ですが、完全閉そくのときは、異物除去が優先です。
  2. 異物除去には「胸壁圧迫法」が実行しやすく効果的です。相手をあおむけあるいはうつぶせに寝かせ、胸の下部を両手で勢いよく押して、肺にたまっている空気で異物を押し出す方法です。一度でうまくいかなかったら2、3度試みましょう。
  3. 口の中の異物や吐き出した物は、顔を横に向けさせ口を開いてかき出しましょう。指にハンカチなどを巻いて行なうと取り出しやすくなります。
対処方法:息が詰まった場合
せきをしていたりゼーゼー言っている場合には、気道は完全にはふさがっていません。前かがみにさせ、肩甲骨の間を手のひらで強めにたたいて詰まっている物を吐き出させましょう。それでも吐き出せず、ひどく苦しそうにしていたら救急車を呼びましょう。
その他の注意
気管に異物が入ると、普通はせきやたんといっしょに吐き出されます。しかしその力が弱くて異物が気管よりさらに奥に落ち込んだ場合は、肺炎を起こすことがあるので、その後の症状に気を付けなければいけません。
また、高齢者が食べ物といっしょに入れ歯をのみ込んでしまうケースもあり、その場合危険なのは入れ歯のブリッジです。食道から大腸までの間に引っ掛かって傷付けたり、炎症を引き起こす可能性があります。場合によっては摘出手術をしなければならないこともあるので入れ歯の人は注意しましょう。